眼鏡をどこで作るか?眼鏡店と眼科での眼鏡合わせの違い

現在日本では、大衆眼鏡店が栄えたことから眼鏡屋はたくさんあり、簡単に眼鏡を作ることができます。昔は老舗の眼鏡店しかなく、数も多くなく値段も高かったため、現代は眼鏡がより身近になってきたと思います。

そんな身近になった眼鏡の作成時の注意点などに関して説明していきます。

眼鏡に関するグレーな領域(?)は下記記事を参考に。

目次

眼鏡を作る方法は2つ

  1. 眼鏡屋でそのまま眼鏡を作る
  2. 眼科で眼鏡の処方箋をもらって、それを眼鏡屋に持っていき眼鏡を作る

眼鏡の作成方法は、上の二つです。②は眼科に来て、その後眼鏡屋に行く必要があるため、手間がかかります。(眼鏡屋さんが来てくれる眼科もあります)

しかし、初めて小さいお子さん(小学生およびそれ以下)の眼鏡を作る際は眼科を受診したほうがよいです。目薬を使った上で眼鏡合わせをしないと、度数がズレてしまうことがあるからです。

とはいっても

小中学生では学校健診で視力異常があれば眼科受診を勧められるので、眼鏡が必要な状態の子がいきなり眼鏡店に行くというケースは多くはないと思います。眼鏡店で眼鏡を作ったら良くなったから眼科受診していないというパターンもあると思いますが、学校健診で引っ掛かったら一度眼科を受診してください。

大衆眼鏡店での眼鏡作成の特徴

メリット

  1. 値段が安い
  2. 完成までが早い
  3. デザインの種類が豊富

大型商業施設などによく入っているので、買い物ついでに眼鏡をサクッと作れてしまい、しかも価格も安いので、煩わしさがなく眼鏡を作れます。受け渡しも早いことが多いです。

以前は、眼鏡を作るというのは「値段が高く、時間がかかる」ものでした。しかし大衆眼鏡店の出現で、その手間などが少なくなり、眼鏡普及が浸透したと思います。

デメリット

  1. 精密な検査ではないため度数がずれることがある
  2. 使用しているレンズの質によるが、劣化が早いことがある
  3. 従業員はアルバイトも多い

時代とともに改善されているかもしれませんが、レンズの質・耐久性の差はあります。有名なメーカーのレンズを使った眼鏡では、そもそもレンズの代金が高いです。安いレンズと高いレンズでは、長期間使っているとその差は顕著になっていきます。ただしそもそもが安いので、レンズが悪くなったらまた新しいものを作ればよく、コストパフォーマンス的にはどちらでもよいと思います。

度数がずれる大きな要因は、眼鏡合わせの検査に十分に精通していない人・経験が少ない人、アルバイトが行う場合があるという点が一番大きいと思います。(眼鏡店ごとに検査員の基準はあるかもしれませんが)

実際に

度数が過矯正などでずれていて、見にくかったり眼精疲労が生じているパターン

というのはよくみます。

大衆眼鏡店での眼鏡は、安く、早く作れる

老舗眼鏡店での眼鏡作成の特徴

メリット

  1. ベテランの従業員がいる
  2. 眼鏡合わせのレベルが高い
  3. 眼鏡のフレームやレンズの質もよい

眼鏡店専門でずっと働いている人がいるため、安心感があります。眼鏡合わせに関しても見やすいように細かなレンズの調節から、かけ心地(フィッティング)、眼鏡の相談など、丁寧に行ってくれると思います。また、フレームやレンズの質も値段によりますが、良いもの揃っていると思います。

デメリット

  1. 値段はやや高くなる
  2. 完成までの時間が長くかかる

大衆眼鏡店とは反対で、値段と作成までの時間がかかります。時間は店によって異なると思いますが、1-2週間程度かかる場合もあります。

老舗眼鏡店では、質の高い眼鏡を高い値段で作る

なお、眼鏡作製に関する専門の資格が2022年から開始されています。元々は団体の専門資格でしたが、国家資格になります。詳しくは下記記事を参考にどうぞ。

眼科での眼鏡合わせの特徴

眼科で眼鏡作成はできません。

眼鏡作成は眼鏡屋さんにお願いする形となります。眼科では、作ってもらう眼鏡の度数などの処方箋をお渡しできます。

メリット

  1. 眼科には「見る」ことの専門職がいる
  2. 検査により精密な度数を測ることができる
  3. 目の病気がある人にも処方箋を作ることができる

人間の「見る」という機能に特化した専門医療職「視能訓練士」という職業があり、眼科には基本的に視能訓練士がいます。また、人間の目は若いうちは調節という働きが生じて、眼鏡合わせがズレやすい性質があります。それを目薬を使って取り除いて細かな検査ができるのも、眼科での検査の特徴です。

さらに、目に病気を持っている人で視力が出にくい人には、その視力が出にくい中でのもっとも見やすい眼鏡を合わせることもできます。

デメリット

  1. 眼科に来る必要がある(その後眼鏡屋に行く必要がある)
  2. 診察代、処方箋代がかかる

眼科でできるのは、眼鏡の度数合わせをすることまでです。なので、眼科に来て眼鏡の度数を合わせて、その処方箋を持って眼鏡屋に行くという手間がかかります。さらに診察代、処方箋代などのお金も追加でかかることになります。

細かくいろんなことに対応できるが手間と費用がかかる

眼科にかからず眼鏡店にいった場合

では眼科に行かないで眼鏡屋に行ってはいけないのか?

もちろんそんなことはありません。ほとんどの眼鏡作製希望の人は、目に病気がなく、眼鏡屋での眼鏡合わせで見やすくなると思います。全員が眼科に来る必要はありません。しかし、

  • 眼鏡合わせで視力がよく出た場合
    →そのまま眼鏡を作れます。
  • 視力がでなかった場合
    →基本的に眼鏡は作れません。

初めて眼鏡屋に行って視力がでなかった場合は、必ず眼科を受診してください。

そのような場合、ほとんどの眼鏡屋では眼科に行くように言われると思いますが、そのようなときはまずは眼鏡は作らず、眼科に来るようにしてください。眼鏡では解決できない、目の病気が原因で視力が出ていない可能性があるためです。

また、眼鏡で見やすくなって症状が緩和すると、眼科受診の機会を失い、病気がその間に悪化する可能性があります。矯正をいくらしても視力1.0に満たない場合は眼科を受診してください。

パターン別 眼鏡作成のおすすめ

続いてパターン別の眼鏡作成のおすすめ方法です。

自分で初めて眼鏡を作るとき

  • 眼科で処方箋をもらって眼鏡屋に行く
  • 成人であればそのまま眼鏡屋に行く

どちらでもよいです。

最初であればできればより正確な方がよいので、眼科受診でもよいと思います。大衆眼鏡店でささっと作っても問題ありませんが、見え方に違和感を感じるようであれば、眼科を受診してください。

子どもの眼鏡を作るとき

  • 眼科を受診して処方箋をもって眼鏡屋に行く

そのまま眼鏡屋に行っても検査結果がずれやすく、ちょうどよい度数の眼鏡ができないことがあります。ずれた眼鏡を使用していると、見えにくいだけでなく、斜視(目の位置がずれる)が起こったりする可能性があります。年齢にもよりますが、目薬を付けた上での精密な視力検査をして眼鏡合わせをする必要があることがあります。

過去に眼鏡作成をしたことがある人

  • そのまま眼鏡店で作成

でokです。度数がずれていたり合わせ直しても見えにくい場合は眼科を受診してください。

まとめ

  • 大衆店は安く早く眼鏡を作れる
  • 老舗店は良い質の眼鏡を作れる
  • 眼科での検査は正確だが手間暇がかかる
  • 小さい子の眼鏡を作るときは眼科受診を

勿論、大衆店でも質の良い眼鏡はあるし、老舗店でも価格帯の安い眼鏡もあるし、眼科でも検査がうまくできず正確な処方箋が出せないパターンなどもありますが、概ねこんな感じになると思います。

また、眼鏡は眼鏡のプロ「認定眼鏡士」(2022年から「眼鏡作製技能士」という国家資格に変更)という専門職があります。どこの眼鏡屋にもいるわけではないですが、より良い眼鏡を作りたい方は眼鏡プロがいるところで作るとよいかもしれません。

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