コンタクトレンズは医療機器 危険性と安全に使う上での注意点

とあるコンタクト会社のホームページのQ&Aみたいなところを見てみたら

  • 「コンタクトレンズは安全」
  • 「毎日使用しても安全」
  • 「目に傷をつける心配はあまりない」

というような記載があったので、この辺りに関してコンタクト使用者向けに書いていきます。

目次

コンタクトレンズは医療機器

コンタクトレンズは高度管理医療機器に分類されている医療機器です。(度なしカラーコンタクトレンズを除く)

「高度に管理が必要な」医療機器なのです。

分類としては、人工呼吸器や心臓ペースメーカーなどと同様の領域に分類されています。

ちょっと信じられないかもしれませんが、それだけ扱い方には注意が必要であり、不適切に扱うと人体(目)に悪影響を起こすことがある、ということです。

眼科医はだいたい経験していますが、コンタクトレンズによる目の傷・感染症などの患者さんはそれなりにいらっしゃいます。コンタクトをする年代、比較的若い年代に多いです。

目の感染症は本当に酷い場合だと失明します。更に酷くなり目の奥にまで感染がおよぶと「眼球摘出」という目を取る手術をすることすらあります。

そこまで悪くならなくても、矯正しても視力が低い状態になることはあります。

その原因がコンタクトを適切に扱えていなかったからなのかどうなのかはさておき

コンタクトレンズをする人は、コンタクトレンズによる目の負担、リスクがあるということを十分理解する必要はあります。

コンタクトレンズは高度管理医療機器(人工呼吸器やペースメーカーなどと同じ分類)

目の感染症で最悪の場合は、失明や眼球摘出となることがある

コンタクトを使う上での注意点

以下に具体的な注意点をあげていきます。

初めてコンタクトレンズを使用する人は、必ず眼科を受診しましょう。

コンタクトレンズは高度管理医療機器です。そのような物を我流で扱うのは流石に安全とは言えません。

いきなりネット注文をすることはやめましょう。

そもそも自分のコンタクト度数を知らないと注文できないし、眼鏡を持っていたとしても、眼鏡の度数とコンタクトの度数は少し異なります。

付け外しの操作

これは慣れもありますが、目に傷をつけないようにスムーズに付け外しできるようになりましょう。

正しい付け方、外し方を学び、繰り返し使用して慣れていきましょう。

付け外しのときに目を傷つけないように

使用期間を守る

あたりまえのことなのですが

  • 1dayならその日使ったら捨てる
  • 2weekレンズだったら2weekたったら捨てる

というように使用期間は守りましょう。

使用期間を過ぎるとレンズは傷んできて、傷んだレンズを付けると目が傷付きます。期限を守らずに使って、結膜炎になったりする患者さんは結構います。

適切に保存する

1day(一日使い切りタイプ)であれば外したあとは捨てるので問題ありません。

2weekタイプや1か月タイプ、ハードコンタクトレンズなどは外したあとに適切に保存する必要があります。

不衛生な状態で保存すると、そこに細菌や寄生虫などが付着します。

それらの微生物が付いたコンタクトを目に直接当てるということは、微生物を直接目に入れて目の表面に押さえつけているようなものです。非常におそろしいです。

必要最低限に使用する

「必要最低限」は人によって違ってきますが

例えば毎日コンタクトをする人でも、自宅内では外すようにしましょう

現在はコンタクトの質も良くなっていますが、保護目的の特殊な医療用コンタクトは別として、コンタクトレンズは目の負担にはなります。

たとえ適切に保存方法や使用期限など守って使っていたとしても、毎日長時間使っていると目の負担になります。よくあるものとしては、目の表面への酸素不足により異常な血管が生えてくる「角膜新生血管」というものがあります。

外し忘れて寝ないようにする

これはやってはいけないことの一つです。

睡眠中は瞬きをしないのでコンタクトが動かず(普通は瞬きすると少し動きます)、乾燥して張り付いたり、位置がずれたり、充血や眼痛などを起こすことがあります。

眼鏡を必ず常備する

  • 目が乾燥してしまいコンタクトが取れた
  • 目がゴロゴロしてコンタクトが付けれない

など、コンタクト使用中の人でもコンタクトがない・使用できない状態となることがあります。

そのとき、裸眼だとぼやけて見えないですよね?

眼鏡あってのコンタクトです。

コンタクトをしているけど眼鏡は持っていないというのは、何かあったときに大変困る状態となります。

必ず度数の合っている眼鏡を持っておきましょう。

コンタクトの上から目薬

コンタクトの上から目薬をしてよいのか、悪いのかについては、明確な答えはありません。

しかし

  • 目薬の成分がコンタクトに付着
  • それによってコンタクトが変性
  • コンタクト内に目薬が滞留する

などの可能性があります。

明確な答えがないので「全然してもらって構わない」と言う眼科医は少ないです。

まとめ

  • コンタクトは高度管理医療機器
  • 適切に管理し使用する必要がある
  • 適切に使用していても目には負担はあり、合併症が起こることはある
  • 必ず眼鏡を常備する

コンタクトレンズを使う上での注意点を簡潔にまとめてみました。

コンタクトレンズが医療機器だという事実、一般の方には知られていないと思います。

初めてコンタクトレンズを作る人や、コンタクトを使っていて目の調子が悪い人は、眼科を受診しましょうね。

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