眼科にコンサルトしてほしい眼症状・所見・疾患

眼科はかなり専門的なため、わからなければ紹介してください。

逆に内科疾患はガンガンこちらから相談させていただいております。持ちつ持たれつでいきましょう。

目次

眼科に紹介してほしい症例

急性緑内障発作

急激に生じる眼痛(眼の奥の痛み≒頭痛)、嘔吐・嘔気、充血、視力低下、散瞳・対光反射の減弱

上記を認めたらすぐに眼科に紹介してください。

頭痛と嘔吐が症状として辛いため、脳の病気ではないかと脳外科に受診されることが多いです。脳外科の先生は知っているので頭蓋内に異常がないことを確認したらすぐ紹介してくれますが、他の科の先生も上記を認めたら早急に(当日中に)紹介よろしくお願いします。

勿論頭蓋内疾患がないことは確認してください。

眼圧が高いことが原因で起きるので、左右眼の差が大きければ触診でもなんとなくわかると思います。頭痛と嘔吐で頭蓋内病変がなく、目の症状を重複しているところが肝です。

サンピロ点眼、緑内障点眼(キサラタン、チモプトール、アイファガンなど)、マンニトール・ダイアモックス点滴などして頂けると非常にスムーズに治療ができてありがたいです。(そこまでしなくて全然大丈夫ですが)

糖尿病

特に、いつから罹患していたか不明で重症高血糖などで緊急受診したような患者、もしくは長年フォローしているが血糖コントロールが良好でない患者は必ず紹介してください。

糖尿病は失明の原因の第二位です。一位は緑内障ですが、糖尿病も末期になると血管新生緑内障という難治性の緑内障になります。(統計にこのあたりはどのように分類されているか不明ですが)

糖尿病境界型の人で即紹介されても網膜症はまず認めないので、その場合はすぐ紹介しなくて全然大丈夫ではありますが、そのうち紹介することを忘れて眼科はずっとかかっていませんでしたとなるよりは、見つけたタイミングで紹介してもらっても構いません

DMで眼に症状が出た人は既にだいぶ進行しています。症状が出る前からの眼底の定期フォローが予防につながるため、必ず全例紹介をお願いします。

ステロイド使用患者

これもある程度の容量を使用している方は、紹介してください。

ステロイドレスポンダーとしてステロイド使用に伴い1か月以内に30%程度の人が眼圧が上昇します(緑内障になりやすくなります)

どの程度の容量から上昇するのか、容量に対してどの程度眼圧が上昇するのかに関しては不明ですが、少なくともステロイドパルスやセミパルス、ステロイドの合併症予防に他の内服薬を出すような患者に関しては、なぜ目は予防しないんですか?という話になるので、紹介してください。

ちなみにステロイドへの反応性は小児の方が強くでます。そして実際に私は、ステロイド使用歴のある患者でステロイド緑内障による視野障害、視力低下、失明をしてしまった人を何例か診てきています。

ステロイドに対する合併症を予防する程度の量を使用するときは、かならず眼科にも紹介を!!

眼科に紹介しなくてよい症例

結膜下出血

目が真っ赤になって非常に見た目が驚く疾患です。

が、結膜の細い血管が切れて出血しているだけで、勝手に治ります。

基本的には目が赤いだけで、症状はありません。症状がなければ様子を見てみてください。

ヒントとしては、出血はペンキでベターっと塗ったような強い赤い見た目です。対する充血は血管拡張による血管自体が目立って見える状態で、薄ピンクっぽく見えます。

ときに結膜下出血に伴い結膜が膨隆して摩擦による異物感や角結膜上皮障害を生じることもあります。症状があればいつでも紹介してください。わからなければ勿論コンサルトしていただいてokです。

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