Terson(テルソン)症候群とクモ膜下出血 原因・症状・治療

テルソン症候群(Terson syndrome)について。

ターソンって言っている人もいます。

目次

概要・病態

クモ膜下出血、硬膜下出血、脳内出血後に眼内出血を来した状態をいう。

急性SAHの約20%に眼内出血を発症し、3-5%程度に硝子体出血を併発する。しばしば両眼性である。

病態としては以下の説がある。

  1. 頭蓋内圧の急激な亢進による網膜中心静脈の圧迫によりうっ滞が生じ網膜出血を生じる説
  2. クモ膜下腔から視神経鞘内に出血が流入し視神経乳頭から眼内へ移動し網膜出血や硝子体出血を生じる説

原因

クモ膜下出血、硬膜下出血、脳内出血後

症状

出血の程度に応じて症状は様々であるが、硝子体出血や黄斑下に出血が起これば視力低下が生じる。

出血が少量であれば時間とともに改善するが、出血が多く時間が経過した例では増殖性変化が生じている可能性があり、不可逆的な視力障害を生じる可能性がある。

網膜下に出血をしていた場合も後遺症が生じる可能性がある。

所見・診断

脳内出血後の目に硝子体出血、内境界膜下(ILM下)出血など認める。

網膜内、網膜下などにも出血することもある。

治療

一般的な硝子体出血・ILM下出血などと同様な手順で手術を検討するが、脳内出血後であり全身状態も考慮の上、主科とも相談の上検討する。

予後

一般的な硝子体出血やILM下出血、網膜下出血となどと同様だが

全身状態によっては手術ができないため、不可逆的変化を残しやすいかもしれません。

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