2025年3月14日に、千寿製薬(製造販売元)と第一三共ヘルスケア(販売会社)からマイティア®ルミファイが発売されました。マイティアは別の点眼薬としてもあるため、「ルミファイ」と覚えるといいと思います。
本記事ではルミファイに関する情報をまとめていきます。
超重要な注意点
まずはじめに、「充血がある」ということは、「何かしら目に起こっている」と考えてください。アレルギーかもしれませんし、細菌などによる結膜炎かもしれません。もしくはぶどう膜炎という眼の病気である可能性もあります。
ルミファイは充血を一時的に抑えることはできますが、根本の病態に対する治療薬ではありません。
長く続いている充血、赤い以外にかゆみや痛み、見えづらさなどがある場合はまず眼科受診をお願いします。薬剤師による指導が必要な要指導医薬品であるため、そのような注意をされると思いますが、病的な充血である場合は、眼科での治療が必要になります。
ルミファイの基本情報
- 結膜充血改善
- 1回1滴、1日4回まで(4時間以上あけて点眼)
日本初の「ブリモニジン酒石酸塩」を充血除去成分として配合した点眼薬で、1滴で充血を解消します。
OTC医薬品のうち要指導医薬品であり、処方箋なしにドラッグストアなどで購入できますが、薬剤師による対面での情報提供や指導を受ける必要があります。
ルミファイ使用上の注意点
- 使用してはいけない人
- 15歳未満
- 本点眼にアレルギー症状を起こした人
- 緑内障・高眼圧症のある人
- 結膜下出血のある人
- 使用後に乗り物や期間の操縦、運転をしないこと
- 長期間連用しないこと
太字の注意点に関して解説します。
緑内障・高眼圧症のある人
ルミファイの成分のブリモニジン酒石酸塩は、緑内障点眼薬であるアイファガン®の成分です。アイファガン®はアドレナリンα2受容体作動薬として、眼圧を下げる効果を持ちます。
緑内障の治療中の方がこの点眼を使うことで、眼圧に影響を与える可能性があります。眼圧が下がる方向に影響がでるので、眼にとっては悪い影響はないと思われますが、緑内障診療において眼圧は非常に大切な参考値になるため、治療方針が変わる可能性などが懸念されます。
なお、濃度は緑内障治療用が0.1%であるのに対して、ルミファイでは0.01%なので、実際の効果は限定的だと考えられます。
結膜下出血と結膜充血の違い

充血には効きますが、出血には効きません。個人的な見解として、使って悪いことが起こるというより、使っても効果が見込めないため、使わないようにと記載されていると考えます。
運転前に使用しないように
こちらもブリモニジン酒石酸塩の効果として、α2-作動剤の全身投与時と同様の副作用(眠気、めまい、徐脈、低血圧等)が生じる可能性があるため、記載されています。
全身へ吸収されにくくするには、目頭~鼻根部の横を抑えるとよいです。とはいえ、運転などをする前には使用を控えましょう。

妊娠中、授乳中に使えるか?
妊娠中、授乳中に関しても記載します。
千寿製薬のホームページには、
妊娠中はどんな薬も慎重に判断する必要があります。
妊婦または妊娠していると思われる方は、自ら判断せず医師または薬剤師に相談してください。授乳中の方は自ら判断せず医師または薬剤師に相談してください。
と記載されていますが、緑内障点眼のブリモニジン(アイファガン®)の添付文書には、
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット:経口投与)で乳汁中に移行することが報告されている。
とあるので、基本的には使わないほうがよいと思います。
ルミファイの金額
- 2.5mlタイプ 2,178円(税抜価格1,980円)
- 5mlタイプ 3,828円(税抜価格3,480円)
金額は上記の通りです。点眼薬は5mlタイプで約100滴分使えます。2.5mlでは、約50滴です。
1日4回まで使えるので、両眼つけた場合1日で8滴です。2.5mlタイプは1週間以内、5mlタイプは2週間以内になくなるでしょう。一時的で病的でない充血を改善するためにはいいかもしれませんが、眼科を受診して根本治療をしたほうが安い可能性もあります。
ルミファイの売っている場所
要指導医薬品であり、薬剤師がいるドラッグストアでないと置くことができません。
ドラッグストアのうち、薬剤師がいるところを探して、事前に電話などで確認すると良いでしょう。
まとめ
- マイティア®ルミファイはドラッグストアで薬剤師の指導のもと買える充血改善点眼
- 緑内障点眼のアイファガン®(ブリモニジン)の濃度を薄めたもの
- 充血の根本の原因が治るわけではない
- 使用上の注意は守りましょう
なお、処方箋が必要な医療用医薬品にも、充血を改善させるためだけの薬品は存在します。プリビナ点眼液0.5mg/mLというものです。こちらは1959年10月製造販売と、非常に古い薬になります。
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