何か病気が見つかったとします。
些細なものから、人に言いにくいもの、重大な病気だったりいろいろあります。
治療を受けたほうがよいのか、受けなくてもよいのか、どの治療法がよいのか、などと悩むと思います。
今回は治療を受けるかどうするか考える上で、オススメな方法を紹介します。
医者の言葉で患者は誘導できる
治療をしないとまずい病状のときは、治療を勧めるのは当たり前です。(まともな医者なら)
一方、治療をしてもしなくても(様子を見ても)よいような状態のときは、一人ひとりの医者の判断で方針が異なります。
積極的に治療を行うタイプや心配性の医師は治療を勧めるし、逆のタイプの医師は逆パターンになります。
要は医師が
- 「治療したほうがよいですよ」と言えば治療の方向に
- 「様子見ても大丈夫ですよ」と言えば経過観察の方向に
患者さんを誘導することができます。どちらでもよい状態のときはどちらにでも誘導できます。
- 「どちらでもいいですよ」と言えば患者さんが決める方向に
することもできます。
治療は医師が説明した上で患者さんがどうするか決めることが原則ですので、本当にどちらでもいい場合は「どちらでもいいですよ」となってしまうのですが、そうすると患者さんは
「どうしたらいいのか」と迷ってしまうこともしばしばあります。
また、自分で言っておいてなんですが、このように医者の言葉でどちらにでも誘導できるのであれば、「その言葉を信じてもいいのか?」という話にもなります。
治療を迷うときにするとよい質問
「先生ならどうしますか」
この一言です。
治療しなくてもよいような状態でも、研究のため、実績のため、経験のため、利益のため、治療を勧めてくる医師もいます。害が少なく、治療しても問題ない場合であれば治療してもよいとは思いますが、しなくてもよい場合もあります。治療を受ける負担があるのは患者さんですから、患者さんが望む場合は別として、個人的にはしなくてよいことはしない派です。(治療=手術と置き換えると分かりやすいかもしれません)
「先生ならどうしますか」
という質問に向き合って答えてくれた場合、それがその医師の中での治療の答えになります。
もちろん自分のこととして考えずに答える医者もいるかもしれませんが、質問にまともに考えて答えてくれる医師であれば、この方法はかなり有効な方法です。
その病気のこと、治療のことを把握している医師が、自分だったらその治療を受けるかどうかの答えですから、的確な判断だと思います。
今はインターネットでも病気、治療法などを調べることができますが、自力で調べても専門に仕事をしている医師の知識量には普通かないません。迷ったら質問しましょう。
この質問をしたときの対応でその医師が信頼できるどうかも、少し判断できるとも思います。
おすすめです。
まとめ
- 「先生ならどうしますか?」
- その答えがその医師が考える治療の答え
- 質問への答え方などで信頼できるかどうかも判断できる(かも)
自分のことと思って考えてくれた答えじゃない場合、結局信用できないという弱点はあります。
その医師の言葉が本心からなのかは、答え方、身振りそぶりで判断する必要があります。
医師の説明は、「どの医師がみてもそうしなくてはいけない」という場合を除いて、その医師一人ひとりの判断で、その医師がやりやすいように説明していることが多いということです。
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