白目(しろめ)と黒目(くろめ)と茶目(ちゃめ)について

白目と黒目はわかると思いますが、茶目はそこまで使われないかもしれません。

黒目には2つの意味があるため、使い方によってどちらを指すのか変わってきて、あいまいです。

白目はわかりやすいですが、細かくいうとやや面倒です。

茶目もわかりやすいですが、人種によって茶目以外にもなります。

ということで、白目、黒目、茶目について解説していきます。

目次

白目(しろめ)とは?

白目の意味は以下のように記載があります。

眼球の白い部分。「—をむいて悶絶する」

weblio辞書

眼球の白い部分。眼球で瞳孔、虹彩を除いた部分。白目玉。

コトバンク

白目は目のおける、白い部分をいいます。

医学的・解剖学的に細かく言うと、白目の表面には透明な膜が存在しており、そこが結膜(けつまく)です。本当に色が白いのは、その下にある眼球壁である強膜(きょうまく)です。

ただし、一般的には白目=結膜という認識です。

・白目は目の白い部分

黒目(くろめ)とは?

黒目の意味は以下のように記載があります。

眼球の中央の黒い部分。角膜の部分。くろまなこ。くろめだま。

コトバンク

眼球の中央の黒い部分。くろめだま。→白目

weblio辞書

黒目は、

  1. 目のド真ん中の黒い部分のみを指す
  2. 白目ではない部分全体を指す

という二つの意味合いを持ちます。

この辺りは、瞳(ひとみ)の意味も同様で、いくつかの意味を持ちます。

・黒目は白目以外の部分(角膜の部分)
・もしくは中央の黒い部分(瞳孔)

茶目(ちゃめ)とは?

茶目は辞書では目を指す言葉として登録されていません。”お茶目”の意味での記載しかありません。

[名・形動]無邪気な子供っぽいいたずらをすること。また、そのような人や、そのさま。おちゃめ。「—な娘」

weblio辞書

〘名〙 (形動) 無邪気な面白いいたずらをすること。子どもっぽくふざけて、人を笑わせるさま。また、その人や特にそうした性質の子ども。おちゃめ。

コトバンク

完全に”お茶目な人”とかの意味です。

”茶色い目”の意味の記載はありません。

chat GPTさんで調べてみても、

「茶目」という言葉は、日本語の俗語であり、主に子どもや若者に対して使われる軽い褒め言葉です。意味としては、「お茶目な」「いたずら好きな」といったニュアンスを持ち、陽気で楽しい性格を表現するために用いられます。また、「茶目」という言葉自体には、やや古風な印象があります。

chat GPT

と言われました。

ただし、「茶目 虹彩」などで調べると、茶目(ちゃめ)=虹彩(こうさい)を指す言葉であることがネット上では簡単に見つかります。

茶目が指している場所は一か所、虹彩のみです。

なお、白人の場合は虹彩の色素が薄いことで、茶目ではなく、青色やグレー、その他の色をしていることがあります。

このような目の場合、黒目はド真ん中のみを指すように考えられます。グレーとか青の部分もまとめて黒目、とは少し言いずらいですよね。そして虹彩は茶色ではないので茶目とは言わないです。

・茶目はお茶目
・茶目は医学的・眼科的には虹彩
・白人は茶目ではない
(グレーや青。お茶目じゃないという意味ではない)

白目と黒目の2つに分けるとき

さて、目を白目と黒目と分けるときは、単純に

  • 白い部分が白目
  • それ以外の中心の部分をまとめて黒目

となります。

黒目は白目以外の部分を指して使うため、虹彩(茶色)と瞳孔(黒)をまとめて黒目として扱っています。

白目と黒目と茶目の3つに分けるとき

しかし、真ん中の部分を黒目と茶目にわける場合は、

この場合は、一番真ん中の部分のみを黒目として扱っています。

まとめ

  • 白目=白い部分
    • 白目=結膜という認識が一般的だが、細かくいうと白いのは強膜で、結膜は透明
  • 茶目=茶色の部分(虹彩)
    • 白人は虹彩が茶色ではないので、茶目ではない
  • 黒目=白目以外の部分(虹彩、瞳孔をまとめて)の場合と、ド真ん中の瞳孔のみを指す場合がある

以上、白目・黒目・茶目特集でした。

これらの用語と同じようにあいまいな扱い方がある用語として、「瞳(ひとみ)」があります。

こちらに関しても別記事で解説します。

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