2023年までの眼科専門医試験 受験者数・合格率の推移まとめ

眼科専門医試験の受験者数、合格率などについてまとめました。

目次

眼科専門医試験の合格率・受験者数の推移

眼科専門医認定試験は、平成元年が第1回目として、毎年6月に行われています。

日本眼科学会ホームぺージにて確認できる年までの内容をまとめました。

眼科専門医試験 合格率・受験者数

合格率のうち、70%未満を赤字に、90%以上を青字にしています。

その他特殊な点としては、

  • 2020年の試験はコロナ社会の影響により、試験日程が半年遅れて12月になった、さらに試験会場を全国に分け、1日で終了、口頭試問はなく代わりの記述筆記試験となった
  • 2021年の試験は日程は変わらなかったが、全国に試験会場を分け1日で終了、口頭試問はなく代わりの記述筆記試験となった
  • 2022年の試験は、眼科学会専門医認定試験としては第34回だったが、日本専門医機構の眼科専門医認定試験として1回目だった

などがあります。

合格率を計算してみたところ、以下のようになりました。

  • 2007~2023年までの合格率の平均値は74.7%
  • 2007~2021年まで(第1回日本専門医機構の眼科専門医試験より前)の合格率の平均値は72.4%
  • 2022~2023年の合格率の平均値は92.6%

日本専門医機構による専門医取得までの期限と、試験合格率

日本専門医機構による眼科専門医試験受験資格は、受験資格がありになった年を含め5年以内に試験に合格しないと、以後専門医の資格は基本的には取れないことになっています。(最多で5回まで試験を受けられる)

日本専門医機構の試験が始まる前の年2021年の合格率が非常に低く、翌年以降も同程度の合格率だと専門医を取得できずに追いつめられる専攻医が増えることが推定されます。(基本的に再試験者は合格率が初回受験者より低いため、より一層危惧される)

それを阻止するかのように、2022年、2023年の合格率は非常に高くなっていますね。

約95%という高すぎる合格率は来年以降はやや下がると思いますが、学会側の動きとしてはできるだけ多くの眼科専攻医に専門医の資格を取って欲しいという意図がくみ取れます。

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