眼科領域における抗VEGF薬ですが、2025/8/1より新薬価となり、今までより安くなります。
- アイリーア2mgキット製剤:137292→110484
- アイリーア2mgバイアル製剤:145935→117440
- アイリーア8mgキット製剤:146286(5/21より販売、同価格)
- アイリーア8mgバイアル製剤:181783→146272
- ベオビュ120mg:122822→105382
- バビースモ120mg:163894→131892
先日、上記記事を書いた直後に、8/1からの薬価改定の告知がありました。上記ページにもある、価格比較表および3割負担額の表を以下にも記載します。
| 商品名 | 薬価 | 3割負担の薬価 |
| ラニビズマブBS0.5mg「センジュ」 | 74282 | 22284 |
| ルセンティス0.5mgキット | 97510 | 29253 |
| ルセンティス0.5mgバイアル | 120351 | 36105 |
| ベオビュ6mg | 105382 | 31614 |
| アイリーア2mgキット | 110484 | 33145 |
| アイリーア2mgバイアル | 117440 | 35232 |
| バビースモ6mg | 131892 | 39567 |
| アイリーア8mgバイアル | 146272 | 43881 |
| アイリーア8mgキット | 146286 | 43885 |
薬価改定により全体的に価格は下がりましたが、それでも一番高いアイリーア8mgと一番安いラニビズマブBSの価格差は7万~14万と約2倍でかなり大きく、3割負担で実際に支払う価格でも2万円近く異なります。
1回あたりの注射の値段の差がこれほど大きいわけですが、安い薬剤でもたくさんの投与が必要であれば総額は高くなります。薬の効果が強く少ない投与回数で済むこと、完全に治療が完了し以後薬を使わなくて済むこと、このあたりまで考えてトータルでの医療費が一番安いのはどれか?というと、よくわからない領域です。
基礎的な話でいうと、血管安定化をもたらす効果もあるバビースモが優秀そうなイメージはありますが、まだまだデータ的には少ない印象です。今後の報告に期待ですね。


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