2022年9月にアイリーアの適応疾患に未熟児網膜症(ROP)が追加されました。2019年11月から今まではROPの治療には抗VEGF薬のルセンティスが承認されていましたが、今回そこにアイリーアが追加となった形です。
そもそもまだROPに対する抗VEGF薬は使われてはいるものの、限られた施設でしか行われておらず、症例数もそこまで多くありません。細かい投与方法などに関しても試行錯誤しながら行っている状況です(たぶん)
そこに新たな薬剤登場
もちろん使える薬剤が多いこと、選択肢が多いことはよいことですが、しばらくは使い分けなど細かな点はわからないのではないでしょうか。
とはいえ、追加されました。
アイリーアがROPに使えるようになったことにより、眼科領域の抗VEGF薬の承認疾患が1番多い薬剤が本剤になりました。
今まではルセンティス→ROP、アイリーア→NVGの違いのみで、その他
- AMD
- RVO
- DME
- mCNV
は一緒でしたが、今回の追加で以下のようになります。
ルセンティス(承認疾患5つ)
- AMD
- RVO
- DME
- mCNV
- ROP
アイリーア(承認疾患6つ)
- AMD
- RVO
- DME
- mCNV
- NVG
- ROP
アイリーア is ナンバー1 !!!
アイリーア is ナンバー1 !!!
ということで、実際に使われる医師はごく少数で、ほとんど今までと変わりないと言っても過言ではないですが、アイリーア承認疾患ナンバー1おめでとうございました。
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